長島☆自演乙☆雄一郎
1984/7/2
ながしま じえんおつ ゆういちろうは、日本のキックボクサー。本名は長島
雄一郎(ながしま ゆういちろう)。報徳学園高校卒業、流通科学大学中退。魁塾所属。血液型A型。K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan
Tournament〜王者、初代ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)スーパーウェルター級王者。
プロボクサーの長島謙吾は実弟。
人物
兵庫県西宮市出身。大阪市生野区の魁塾に所属。日本拳法をバックボーンとする。ミドルネームの自演乙はインターネットスラングで「自作自演おつかれさま」の略。「自演乙」と付けた理由は2ちゃんねらーであることから。また、「☆」を2つ付けた理由は、「☆」が1つのつのだ☆ひろを超えたかったため。なお、2009年1月から2ちゃんねるの芸能・音楽・スポーツニュース速報+板の記者をやっている。
公式サイトおよびブログでは「声優になること」「K-1に出てコスプレ応援団席を作ること」が夢、コスプレが仕事、「皆に認めて貰えるような立派なアニオタになること」が目標で、格闘技は趣味としてついでに「(チャンピオン)ベルトも目指してる」と、あくまでコスプレ優先の姿勢を崩していない。これらのうち「ベルト」「K-1出場」「声優」は叶えられた。実際、長島の出る試合の観客席にはコスプレ姿で長島を応援するファンも見受けられる。
リングへの入場行進で毎回コスプレをしており、入場曲はアニメの主題歌や東方Projectのアレンジ曲である。これらのパフォーマンスから桃井はるこのWeb番組等に出演し、桃井はるこ作詞作曲編曲のテーマソング「☆自演乙☆ソング」が発売されることとなった。
格闘家を目指したきっかけは中学3年時にK-1でアンディ・フグを見て憧れたことからで、「選手ではなく観客が満足する試合をやりたい」とインタビューで語るなど魅せる意味でのプロ意識は高い。
格闘技イベント「DEEP KICK」のプロデューサーとして格闘技イベントを興行、「☆誕生日☆でおっつおつ」「☆新年会☆でおっつおつ」といったイベントを主催するなどプロデュース業にも積極的である。
「CODE(コードヘッドウェア)」とのコラボレーションで帽子を、「MARS SIXTEEN」とのコラボレーションでTシャツを発売している。
現在は東京を練習の拠点(シルバーウルフ)としているが、引っ越したことでアニメに対する環境が良くなったことを喜んでいる(テレビ東京、東京MX、文化放送などが視聴できるため)。
森山未來とプロ野球選手の大谷智久は高校の同級生。
コミックマーケットは78回(2010年夏)からサークル参加している。サークル名は『THE★自演団』。
2010年6月に株式会社ブシロードの木谷高明社長より『ブシロード認定 ヲタク世界ライト級チャンピオン』のベルトが贈呈され初代王者となる。
自分の試合の対戦カードを発表する記者会見で、生徒会役員共の七条アリアのコスプレ姿で会見に登場し「ヲタとしてのメッセージ」として「都の青少年健全育成条例の改正案に大反対」と切り出し、「表現の自由が奪われれば、コスプレの自由が奪われるかもしれないので、それ(改正案反対)を全面に出して戦いたい」と話した。
来歴
総合格闘技
2005/8/27、POWERGATE 2(総合格闘技ルール)に出場し高田谷悟に腕ひしぎ十字固めで一本負け。この時のリングネームは本名の「長島雄一郎」だった。
2006/4/29、REALRHYTHMの若手育成大会「ダブルアール」で開催されたライト級トーナメントに出場し2試合を勝ち抜く。セコンドには池本誠知が付いた。
2006/7/30、REALRHYTHM 4th STAGEで行われたダブルアール・ライト級トーナメント決勝で鍵山雄介にKO勝利し優勝を果たした。
2006/10/1、パンクラスのパンクラスゲート試合に出場しKO勝利を収めた。
キックボクシング
2007/4/15、リングネームを「長島☆自演乙☆雄一郎」に変えニュージャパンキックボクシング連盟でプロキックボクシングデビュー。深野文仁に右ハイキックでKO勝利。
2008/2/11、「MARS 11 "2nd ANNIVERSARY"」で開催されたMARSブラスターバウト初代王者決定トーナメントAブロックに出場。1回戦でK・ウォーワンチャイに判定勝利、決勝ではシャイン・スー(韓国、大韓ムエタイ韓国スーパーミドル級王者)にKO勝利し、優勝を果たした。Bブロック優勝者浦野貴之と6月29日に王者決定戦を行う予定だったが大会は開催されず、MARSは消滅した。
NJKF日本王座獲得
2008/11/9に後楽園ホールで行われた「START OF NEW LEGEND XIII 〜新しい伝説の始まり〜」第10試合NJKFスーパーウェルター級王座決定戦では、前日コメントで対戦相手の古川照明は入場行進中のコスプレに対し「北斗の拳とかのアニメの真似事だと思うが最近のアニメは理解できない」とコメント、対する長島は「練習時間以外は常に入場のことを考えている。てるあきくん、おっつおつにしてやんよ♪」とコメントし、当日は初音ミクのコスプレをして両手にネギを持ちネギ踊りしつつ入場、リング上でも踊り狂った。また、この一戦はNJKFとしては初の加盟ジム所属ではない選手のタイトル戦となった。
試合は1R開始直後に長島がパンチの連打で古川からダウンを奪い、古川は立ち上がったが左目が腫れて足下もおぼつかなく、再開直後から再び仕掛けてきた長島のラッシュに抵抗出来ずスタンディング・ダウンを取られレフェリーストップで1RTKO勝利。試合開始64秒、パンチのみでの勝利だった。試合後、応援客が応援の小道具として持っていたネギをリングに投げ込む中、長島はコーナーポストに登って雄叫びを上げNJKFスーパーウェルター級初代王者となった。
2008/12/22、DEEP PROTECT IMPACT 2008で初代M-1フェザー級王者サクシー・ケイ・リバーと対戦、長島の膝蹴りによりサクシーは鼻から出血してドクターストップがかかり2RTKO勝利。この試合にはFEG社長の谷川貞治が観戦に訪れており、長島は試合後のマイクパフォーマンスで「全勝でK-1MAXの舞台に上がりたいと思っています。アニヲタによるK-1制圧作戦が実行に移されようとしています」とK-1参戦をアピールした。
K-1
2009年2月23日、K-1 WORLD MAX 2009 〜日本代表決定トーナメント〜に出場。1回戦では『マクロスF』の劇中歌「星間飛行」をBGMにランカ・リーのコスプレをし、ナレーションをランカ・リー役の中島愛が務める中で入場。試合は前回準優勝のHAYATOを相手に序盤からパンチのラッシュを仕掛け、バッティングで右瞼をカットしながらも計3度のダウンを奪い2RKO勝利。続く準決勝の山本優弥戦では1回戦と違う「アナタノオト」バージョンで入場。この試合も序盤からラッシュを仕掛けたが山本のガードを崩せず2Rにダウンを奪われ、3R途中にHAYATO戦でカットした瞼からの出血が悪化してドクターストップによるTKO負けを喫した。
2009年3月8日から13日にかけて、4月21日のK-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament
FINAL16における推薦枠での出場選手を決めるファン投票がK-1公式サイトで実施され、他の候補選手を大きく引き離す50%あまりの得票率で出場権を獲得、世界トーナメント初代王者アルバート・クラウスとの対戦が決定した。
2009年4月8日の公開練習では桃井はるこのWeb番組に出演した際にリクエストを募集して1位となったビリー・ヘリントンのコスプレでレスリングのスパーリングを行い、その後着替えてミット打ちを見せた。取材には『灼眼のシャナ』のシャナの衣装で応じ、出稽古でボクシング日本スーパーウェルター級5位の下川原雄大などとスパーリングをしたとコメント。勝って衣装を持ち帰るとクラウスが挑発したことに対して「命懸けで阻止する」とし、自分が勝てばクラウスが天元突破グレンラガンのヨーコのコスプレをすることを要求した。
2009/4/21、K-1 WORLD MAX 2009 FINAL16のトーナメント1回戦でクラウスと対戦。10人のメイドを引き連れ、桃井はること共に乃木坂春香の秘密の乃木坂春香のコスプレで同作品のエンディングテーマのダンスを再現し入場。試合では真っ向からパンチを出して打ち合おうとしたが逆にクラウスのパンチで1Rに2度のダウンを奪われ、試合開始1分7秒でプロデビュー以来初めてダウンによるKO負けを喫した。試合後のインタビューでは「世界は強かった」とコメントし、ファンに謝罪すると共にこの敗戦を活かして這い上がると宣言した。
2009年8月から9月にかけて東京に住み込みシルバーウルフで出稽古を行い、魔裟斗ともスパーリングを行った。
2009/10/26、K-1 WORLD MAX 2009 FINALのワンマッチで散打選手シュー・イェン(中国)に初回KO負け。2連続1ラウンドKO負けとなり、試合後の会見では「自分の進退を考えなければいけない」と引退を示唆するコメントを残した。
2010/3/27、K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜に出場し、K-1 MAX史上初となる全試合KO勝利で初優勝を果たした。NJKF王座の防衛戦を行うことが難しくなったため、4/1付けで王座を返上した。
2010/7/5、K-1 WORLD MAX 2010 FINAL16でアンドレ・ジダと対戦し、2-0の判定勝ち。試合後、ジダの攻撃を受けた際に右耳の鼓膜が破れていたと語った。
2010/11/8、K-1 WORLD MAX 2010 FINALに出場。準々決勝でマイク・ザンビディスと対戦し、3Rに2度のダウンを奪われてKO負けを喫した。
2010年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜で青木真也と対戦。『探偵オペラ ミルキィホームズ』の主演声優陣(声優ユニット「ミルキィホームズ」)をバックダンサーに、明智小衣のコスプレで入場。試合は、オープンフィンガーグローブ着用し、K-1ルール(フリーノックダウン制)の1Rが3分、総合格闘技ルールの2Rが5分のDREAM特別ルールで行われ(2Rで決着がつかない場合はドロー)、1Rは青木がクリンチやドロップキック、胴回し回転蹴り、反則行為であるロープを掴んでのキックなどで終了。続けて2R開始4秒で、タックルに来た青木への右跳び膝蹴りでダウンを奪って失神させ、パウンドでの追撃でKO勝ちした。試合後は、座礼を行い頭を深々と下げた。試合後のインタビューで、「2Rのひざは狙っていましたか?」という質問に対し「狙っていました。作戦は特にないです。青木選手とやると決まって、総合ルールでは勝てるわけないだろと思ってました。青木真也ですからね。世界一のグラップラーですから。総合ルールになったら終わるなと思っていました。でも、僕も往生際は悪いので、どうせだったら一発、立ってる状態では白帯ではないので。本当に1ラウンドと2ラウンドのファーストコンタクトを練習、イメージしてきました。」と語った。また、ミルキィホームズの4名は、試合後の長島の記者会見にも同席した。それ以降、ミルキィホームズとは共演する機会も多く、『探偵オペラ
ミルキィホームズ』の打ち上げや長島の壮行会など私的な会合にも出席するようになた。ブシロードカードゲームライブ2011など、ミルキィホームズが規模の大きいライブに出演する際、長島もコスプレでゲスト出演している。
プロレス
2011/5/5に後楽園ホールにて開催される『ブシロードレスリング』でプロレスデビューが決定。佐藤耕平と対戦し、14分03秒に飛びつき回転十字固めで勝利。
過去の来歴から一見プロレスと接点が無さそうだが、アントニオ猪木引退試合でプロレスに目覚め、プロレスラーになるために格闘技を始めて、猪木が引退後に主宰したUFO
(プロレス)に入団を問い合わせたこともあるという。また、同月にはZERO1の代表取締役兼社長の大谷晋二郎とも対談し、同対談の内容が週刊プロレスに掲載された。
同年6月、ZERO1のリングで曙とタッグを組み、大谷・橋本大地組と対戦。同じキック主体で戦う大地を一人前の選手として認め、闘争心むき出しで戦った(試合は曙が大地からボディープレスでフォール勝ち)。
獲得タイトル
アマチュア
- 極真連合会全日本大会 高校の部 準優勝
- 第7回西日本学生個人拳法選手権大会 第4位
- のじぎく兵庫国体 日本拳法一般男子の部 準優勝
- 第8回格闘空手選手権大会 優勝
プロ
- ニュージャパンキックボクシング連盟初代スーパーウェルター級王座
- ダブルアール・ライト級トーナメント優勝
- K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament 優勝
コスプレレパートリー
- チルノ、博麗霊夢(2010年3月27日、名城裕司戦)、八意永琳(2010年3月27日、龍二戦)、霧雨魔理沙(2010年3月27日、中島弘貴戦)
- ランカ・リー(2009年2月23日、HAYATO戦。2009年4月4日、赤坂5丁目ミニマラソン)、ヴィータ、閻魔あい、仲村ゆり、中原小麦、カミナ、渚カヲル(アンドレ・ジダ戦前日記者会見)、サキエル(2010年7月5日、アンドレ・ジダ戦)、平沢唯、田井中律、明智小衣、アルセーヌ、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希
- 水銀燈、泉こなた、アリシア・フローレンス、阿部高和、諫山黄泉、巻き貝の巻
- 竜宮レナ、天海春香(ゼノグラシア版)(シュー・イェン戦前日記者会見)、坂上智代(TBS番組カード学園)、フェイリス・ニャンニャン、能美クドリャフカ
- 桜野くりむ、木下秀吉、インデックス、シャナ、ドクロちゃん、乃木坂春香(2009年4月21日、アルバート・クラウス戦)、戦場ヶ原ひたぎ、瀬能ナツル(アンドレ・ジダ戦公開練習)
- 桃井はるこ、ビリー・ヘリントン(アルバート・クラウス戦公開練習)
- 初音ミク
出演
テレビ番組
- 格闘王(TBS系列、2008年)
- 格闘神話MARS(テレビ埼玉、2008年)
- オールスター感謝祭'09(TBS系列、2009年4月4日)
- カード学園(TBS系列)
- ダウンタウンDX(日本テレビ系列、2009年5月21日)
- FNNスーパーニュース(CX系列、2008年)
- ザ☆ネットスター!(BS2、2009年7月4日)
- 陣スポ! 関西超(めちゃ)スゴ★アスリート10連発!!(関西テレビ、2009年8月22日)
- VOICE(毎日放送、2009年10月14日)
- ツボ娘(TBS系列、2010年)
- 朝生ワイド す・またん!(読売テレビ、2011年2月4日)
アニメ
- 地獄少女 三鼎 (カメラマン #22)
- こどものじかん OVA 2学期 3科目目
- R-15 (鉄坊 廻)
インターネットテレビ
- 桃井はるこの独占!モコモコ90分#1(ニコニコ生放送、2009年3月25日)
- 桃井はるこの独占!モコモコ60分(ニコニコ生放送、2009年)
- 全てのホビーファンに送る「朝まで生ワンホビテレビ6」!(ニコニコ生放送、2009年7月26日)
- J-サポート(あっ!とおどろく放送局、2009年12月21日)
- ai sp@ce バリバリ720分(ニコニコ生放送、2009年12月29日, 30日)
ラジオ
- ゴー傑P(MBSラジオ、2009年2月28日)
- 桃井はるこのはいはいラジオラジオ(文化放送、2009年5月9日)
- JAM THE WORLD(J-WAVE、2009年4月28日)
- 青春ラジメニア(ラジオ関西、2009年6月28日)
インターネットラジオ
- GENEON&キャララジオ Presents のら犬兄弟のギョーカイ時事放談! #42・43
- 長島☆自演乙・美佳子のwwおつおつ☆ラジおっつww(HiBiKi Radio Station、2009年8月18日 - 2010年8月17日)パーソナリティ
- イベント、その他
- 大虹ロックフェスティバル Vol.1 〜みらくるらりあっと〜(2008年11月29日)
- New レイヤーズパラダイス(2009年3月20日)
- Borderless Dimension!! vol.10(2009年3月28日)
- 萌えミーティング2009(2009年7月12日)
- AOMORI夏の魔物(2009年7月18日)
- ブシロード カードフェス(2009年7月25日)
- ワンダーフェスティバル2009in幕張(2009年7月26日)
- 『劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜』公開初日舞台挨拶(2009年11月21日)
- 阿佐ヶ谷ロフトA『とある桃井の超自演砲vol.1 〜自演のチカラ2010〜』(2010年5月25日)
- 週刊トロ・ステーション 第71号(2011年3月25日)
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