プロレスリングWAVE
日本の女子プロレス団体。本部は東京都渋谷区千駄ヶ谷。
概要
これまでフリーで活動してきたGAMIがプロデュース。解散したばかりのJDスターから桜花由美が加わり2007/7/19に旗揚げ会見を行った。代表にはJDスターの元・本部長だった竹石辰也が就いた。GAMIがプロデュースした「THE
WOMAN」助監督であった植松寿絵がコーチを務める(選手としてはフリーランス)。
8/26に旗揚げ戦を新木場1stRINGで行った。9/23にはGAMIの地元・大阪でも興行を打った。
当初の所属選手はGAMIと桜花の2名のみで、フリー参戦や他団体の選手を入れて月4~5回の興行を行っていたが、新木場の興行で観衆が100人を切る興行が続くなど、観客動員で苦しんでいた。
その後、2008年3月に、我闘姑娘に最後まで残っていた春日萌花が「団体専属」として加入してから徐々に盛り返し、10月には初の生え抜きとしてカヨ☆フジモリ、2009年1月にはフリーとして活動していた渋谷シュウ、6月には桜蝋燭が加入し所属選手は6名となった。現在は月2~3回ペースで興行を組んでいる。男子レスラーも参加してミックスファイトなどを組み込むこともある。
2010/9/15、大日本プロレスに試合提供。
10/3、初の後楽園ホール大会で1,224人を動員した(通常の女子プロレス興行では北側の一部を封鎖した「ハーフサイズ」で行うが、この大会はフルサイズで決行)。
沿革
2007年
- 7/19 - 旗揚げ会見
- 8/26 - 新木場1stRINGで旗揚げ。
- 9/23 - GAMIの地元・大阪での初興行「大阪ラプソディ」(デルフィンアリーナ道頓堀)開催。
2008年
- 3/1 - 春日萌花が「団体専属」として入団。
- 7/27 - 初の名古屋大会「プロレスリングWAVE・EXTRA in NAGOYA」(中村スポーツセンター)開催。
- 9/15 - 24時間プロレス「CRAZY WAVE」開催。
- 11/1- あたしかよ(現・カヨ☆フジモリ)が団体預かりとして入団。
2009年
- 1/1 - 渋谷シュウが入団。
- 3/12 - TLW世界女子ヤングタッグ王座創設を発表。
- 4/6 - 大日本プロレスに試合提供。
- 4/19 - 初の札幌大会「プロレスリンクWAVE EXTRA・3」(札幌テイセンホール)開催。
- 5/27 - 初のシングルトーナメント第1回「Catch the WAVE」開幕。
- 6/7 - LLPW・伊藤道場との合同興行開催。
- 6/28 - 桜蝋燭がデビュー。
- 9/5 - 24時間プロレス「CRAZY WAVE'09」開催。
- 11/1 - GAMI20周年記念興行開催。
2010年
- 2/13 - 100回記念大会開催。深夜には「ガーターマッチ」。
- 10月3日 - 初の後楽園ホール大会開催。1,224人を動員(通常の女子プロレス興行では北側の一部を封鎖した「ハーフサイズ」で行うが、この大会はフルサイズで決行)。
- 10/24 - 秋田大学祭にて「秋田大学祭2010最強女子伝説」開催。
- 12/5 - JWP・NEOダブルタイトルマッチ決行(米山香織が持つJWP無差別級王座にGAMI、田村欣子が持つNEO二冠王座に桜花由美がそれぞれ挑戦。結果はともに王者の防衛)。
2011年
- 2/14 - 大畠美咲がリーダーとなるヒール軍団が「ブラック・ダリア」と名づけられる。
- 4/10 - カヨ☆フジモリが引退予定。
- 5/6 - CSテレビ番組「コミカル&セクシー プロレスリングWAVE」放送開始予定。
- 6/18 - 初の広島大会「HIROSHIMA WAVE〜BU☆TI〜」(広島産業会館西館第4展示場)を開催予定。
- 8/28 - 2度目の後楽園大会を開催予定。
主な興行
ヤング オー!オー!
年2回程度行われる若手中心の興行。2008/3/20に大阪・カルチェラタン世界館に第1回が行われた。
対象はキャリア8年(当初は7年)未満、29歳以下とする。ただし、前座で「NOヤング(当初はアダルト)」として上限を超える選手が出場することもある。
TLW世界女子ヤングタッグ選手権初代王座決定トーナメント1回戦もこの興行で行った。
Pカップ
2008/7/9・19 8/1の3大会に分けて行われたタッグトーナメント。5組がシード付きトーナメントで8/16の1周年大会において期間限定復活していたJBエンジェルス(立野記代・山崎五紀)との特別試合出場権を懸けて争った。
植松寿絵・輝優優組が出場権を獲得。特別試合では植松が山崎からドラゴン・スープレックス・ホールドで勝利。
24時間プロレス
2008/9/15に新木場1stRINGで「24時間プロレス CRAZY WAVE」を敢行した。興行は深夜1時に始まりミッドナイト・デイ・ナイトに分けられ、合わせて述べ24時間に渡り展開した。
2009/9/5に2度目の24時間プロレス「CRAZY WAVE'09」を開催。4回興行で行われた。
なお、このような日付をまたぐ長時間興行は地域密着型プロスタイル団体である信州プロレスがWAVEより一足早く2008/8/30~31に「30時間プロレス」として開催したのが最初である。また、それ以前にハッスルでも構想があったが頓挫している。
Catch the WAVE
2009年より開始したシングルマッチのトーナメント。正式タイトルは「Catch the WAVE〜波女決定リーグ戦」。
5月から8月にかけてカテゴリーごとにブロック分けされたリーグ戦と波女決定トーナメントで争う。
プロレスリングWAVE主催により2009年より5月から8月にかけて開催されている、女子プロレスのリーグ戦。優勝者には団体名に因み「波女」の称号が与えられている。
概要
出場選手をブロックごとに分けたリーグ戦とその上位者による波女優勝者決定トーナメントで構成。リーグ戦は勝ち点制(勝ち2・引き分け1・負け0)。リーグ戦の特徴として、出場選手をカテゴリー分けした上でブロックが決まり、ブロックごとで異なるルールを採用している。同点の場合はブロック優勝者決定戦で順位を決定される。
第1回大会(2009年)
参加16人を4ブロックに分け、各ブロック優勝者が波女優勝者決定トーナメントに進出。
- ヤングブロック(デビュー5年未満対象、15分1本勝負+延長5分)
- 春日萌花 2点
- 栗原あゆみ(フリー) 4点
- 水波綾(センダイガールズ) 4点
- ピンキー真由香(JWP) 2点
優勝者決定戦の結果、栗原がヤングブロック優勝
- UKブロック(ギブアップ・KO・TKOにより決着、10分1本勝負)
- 木村響子(レボルシオン・アマンドラ) 4点
- 華名(パッション・レッド) 5点
- 渋谷シュウ 1点
- 大畠美咲(エスオベーション) 2点
- ビジュアル・テクニカルブロック(「容姿」「インパクト」「実力」に長けたレスラー対象、15分1本勝負)
- 桜花由美 4点
- 植松寿絵(フリー) 3点
- KAORU(フリー) 3点
- アップルみゆき(フリー) 2点
- コミカルブロック(コミカル・ルール、15分1本勝負だが試合毎に特殊ルール)
- 闘牛・空(レボルシオン・アマンドラ) 3点
- チェリー(ユニオンプロレス) 3点
- GAMI 3点
- 輝優優(フリー) 3点
優勝者決定4WAY戦の結果、闘牛・空がコミカルブロック優勝
- 優勝者決定トーナメント準決勝(無制限1本勝負)
- ○栗原あゆみ 4分24秒マロンクラッチ(仮) 闘牛・空●
- ○桜花由美 15分39秒ネックハンギング・ボム→体固め 華名●
- 優勝者決定トーナメント決勝戦(30分1本勝負)
- ○桜花由美 17分25秒タイガー・スープレックス・ホールド 栗原あゆみ●
桜花が初代波女に。
第2回大会(2010年)
参加15人を3ブロックに分け、各ブロック優勝者が波女優勝者決定トーナメントに進出。2・3位も敗者復活戦に進み、勝ち抜いた1人が波女優勝者決定トーナメントに進出。
- ヤングブロック(10分1本勝負)
- 水波綾(センダイガールズ) 6点
- 大畠美咲(エスオベーション) 6点
- 紫雷イオ(トリプルテイルズ) 6点
- 黒木千里(JWP) 0点
- 下野佐和子(OSAKA女子) 4点
3WAY戦の結果、水波がヤングブロック優勝
- ライバルブロック(15分1本勝負)
- 渋谷シュウ 4点
- 春日萌花 1点
- チェリー(ユニオンプロレス) 3点
- 栗原あゆみ(フリー) 4点
- 川崎亜沙美(フリー) 4点
- ビジュアル・テクニカルブロック(20分1本勝負)
- 桜花由美 5点
- 植松寿絵(フリー) 3点
- GAMI 4点
- 華名(トリプルテイルズ) 5点
- 紫雷美央(トリプルテイルズ) 1点
同点決勝戦の結果、桜花がヤングブロック優勝
- 敗者復活負け抜け勝ち残りサバイバルWAVE
GAMIが敗者復活優勝
- 波女決定トーナメント準決勝(無制限1本勝負)
- ○栗原あゆみ 5分04秒エビ固め 水波綾●
- ○GAMI 9分53秒ドラゴン・スープレックス・ホールド 桜花由美●
- 波女決定トーナメント決勝戦(無制限1本勝負)
- ○GAMI 16分29秒 アディオスアミーガ→片エビ固め 栗原あゆみ●
GAMIが2代目波女に。
ガーターマッチ
2010年2月13日の100回記念深夜大会で「ガーターマッチ」と呼ばれる試合形式のトーナメントが行われた。
このガーターマッチは足にガーターを付けて相手のガーターを奪ったほうを勝ちとする形式の試合で女子プロレスのルーツとも言われている。
きっかけとなったのは1月27日放送テレビ朝日系「シルシルミシル」で、番組内にてガーターマッチが紹介され、桜花由美と春日萌花がこれに挑戦した。それをそのまま団体に持ち込み半世紀以上の時を越えて興行として復活することになった。
タイトル
2010年11月を以って「TLW世界タッグ王座」に置き換えられる形で封印。
所属選手
- GAMI
- 桜花由美
- 春日萌花(団体専属選手)
- 渋谷シュウ
- カヨ☆フジモリ(団体預かり)
- 桜蝋燭
関連番組
- V☆パラダイス「コミカル&セクシー プロレスリングWAVE」
- 毎月第1金曜日20:00~21:00。2011年5月6日放送開始。
- レインボータウンエフエム放送「プロレスリングWAVE〜ゴールデン5GONG!〜」
- レインボータウンFMはWAVEの常打ちである新木場1stRINGが所在する江東区を放送区域とするコミュニティ放送局。
- 毎週水曜日21:00~22:00の公開生放送。出演は桜花由美とGAMI。2010年9月29日終了。
- HBCラジオ「春日萌花のモカラジ!」
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