日本の元女子プロレスラー。長崎県大村市出身。
競艇選手の父に勧められた空手を幼少期から男子ばかりの道場で学ぶ。大村市立玖島中学卒業後、上京。全日本女子プロレスに入団後の1980/8/8、東京都の田園コロシアムで行われた大森ゆかり戦でデビューした。
デビュー後、先輩レスラーとの軋轢や、自身のファイトスタイルが受け入れられないことに失望し、引退するつもりでいた矢先、どうせ辞めるのならやりたいことをやって辞めようと考え、当時同じように悩んでいたライオネス飛鳥と意気投合し、1984年8月に飛鳥とクラッシュギャルズを結成し、それまでの女子プロレスに対して、男子プロレスのエッセンスを取り入れたファイトスタイルで、女子プロレスの新たな世界を作り出し、注目される。
入場時にはリング上で歌を歌い、ベビーフェイスのタッグチームとして、ヒールの極悪同盟との抗争で女性ファンの人気を博し、ビューティ・ペア以来の大ブームを作り出す。
1989年に突然引退(自身のレスラーとしての集大成として、当時ジャパン女子プロレスとの契約を解除し、フリーとなった神取忍との対戦を熱望していたが、最終的に対戦が不可能となったため、張り詰めていた緊張とプロレスに対する情熱が途切れてしまったからとも言われている。なお、復帰後も神取とはシングルマッチでは対戦していない)。
レスラー引退後はタレントとしてテレビドラマや舞台での活動を行っていたが、1990年代前半の女子プロレスブームの中、1993年11月にプロレスラー復帰。
JWPを主戦場としてダイナマイト・関西とのシングル戦を熱望し、下位選手から一人ずつ倒していく挑戦ロードを対戦型格闘ゲームになぞらえ、「餓狼伝説」と称した。これを受けて同ゲームのメーカーであるSNKを個人スポンサーに獲得し、餓狼伝説に登場するキャラクターと同デザインの鎧を入場コスチュームにまとったこともある。この「餓狼伝説」は関西戦に辿り着く直前にスーパーヒール・デビル雅美に敗れて終了した。そこで一からやり直しとなった再挑戦ロードは「サムライスピリッツ」と称され、最終的には関西とのシングルマッチを行ったが長与の敗戦に終わっている。
1994年にはGAEA JAPANを設立、脅威の新人と呼ばれる選手を育成・指導した。
2000年にはライオネス飛鳥と『クラッシュ2000』として、コンビを再結成するなど精力的に活動するが、2005年4月にGAEA解散と共に再び引退。
以後はプロレス興行のプロデュースなどを行いつつ、後進育成のためのジム設立を準備している。
2006年にはKAORUの復帰戦にあたって、2008年末にもデビル雅美の引退興行にてそれぞれ一試合限定での復帰をしている。
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Dog's Tailオーナー 長与千種
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